EDRの死角を補う。「勤怠ログ」との統合監視で防ぐ内部不正

エンドポイント監視だけでは見抜けない「なりすまし」のリスク

こんにちは。「EDR Defender」編集部です。
EDR(Endpoint Detection and Response)の導入により、マルウェア感染やサイバー攻撃の痕跡をリアルタイムで検知できる環境は整いつつあります。しかし、CISOやセキュリティ担当者を悩ませ続けるのが、正規のID情報を使った「内部不正」や「なりすまし」の検知です。

「深夜2時にPCが操作されているが、EDR上では正規ユーザーのログインに見える」。
これが、本当に本人の業務なのか、あるいは攻撃者が遠隔操作しているのか、IDを盗用した第三者の犯行なのか。PC内部のログ(EDR)だけを見ていても、その正誤判定は困難です。

「操作ログ」×「物理ログ」=UEBA(行動分析)の第一歩

こうしたグレーな挙動をクロと断定するために有効なのが、EDRのログと、物理的な「勤怠・入退室ログ」との突合(相関分析)です。

「タイムカード上は『退勤』しているのに、PCが操作されている(ゴーストログイン)」
「休暇中のはずなのに、社内ネットワークへのアクセスがある」

こうした矛盾(アノマリー)を検知することで、外部攻撃だけでなく、サービス残業などの労務リスクや、データの持ち出しといった内部不正を早期に発見できます。この分析を行うための大前提となるのが、「誰が・いつ・会社にいたか」という「正確な勤怠データ」です。

セキュリティの基盤としての「ICカードリーダー」

自己申告やWeb打刻による勤怠管理では、容易に時間の改ざんができてしまい、セキュリティ監査の証跡としては不十分です。

そこで、ゼロトラスト時代のセキュリティガバナンスとして、物理的な社員証(ICカード)を用いた打刻システムの重要性が再評価されています。「ICカードリーダー」で記録された客観的な打刻データこそが、EDRログの正当性を証明する「信頼のアンカー」となるのです。

もし、SOCの運用においてログ分析の精度を高めたい、あるいは全社的なセキュリティガバナンスを強化したいと考えているなら、エンドポイントの保護と並行して、勤怠管理の方法も見直すべきかもしれません。

例えば、勤怠管理向けICカードリーダーの種類や、主要な就業管理システムとの連携実績、ログの出力形式などをまとめている専門サイトなどを参考に、セキュリティ監査にも耐えうる堅牢な勤怠管理環境を構築してみてはいかがでしょうか。

【SOCの対応範囲別】
EDR+SOCを提供しているおすすめベンダー2選

「センチネルワン」「サイバーリーズン」「クラウドストライク」のいずれかのEDRライセンスを提供するパートナーの中でも、SOCサービスに強みのあるベンダーを紹介します。

監視から運⽤まで
まるっと任せられる
株式会社アクト
株式会社アクト
※引用元:アクト公式HP(https://act1.co.jp/cybersecurity/)
提供するのはこんなSOCサービス

EDR製品による24時間自動防御に加え、SOCによる監視・対応を実施。ホワイト/ブラックリスト登録や、感染影響の排除までを能動的にすべて対応。情シス側は作業報告を受けるだけで良いため、自社にリソースがない企業におすすめ。

対応サービス一例
EDR製品による
24時間365日の監視
危険度が高い場合の自動隔離

(製品による
24時間監視)
アラート内容の精査
⼀次調査+⼆次調査
(レポート含む)
ホワイトリスト/ブラックリスト登録
(能動的)
感染影響の排除
(マルウェア・不正ファイルの削除など)

(能動的)
導⼊できるEDRは
センチネルワン
サイバーリーズン
   
自社のリソースも活用しながら運用していける
クロスポイントソリューション
株式会社
クロスポイントソリューション株式会社
※引用元:公式HP(https://cp-sol.co.jp/)
提供するのはこんなSOCサービス

日々のアラートをアナリストが精査・分析したうえで、通知。情シス側はその通知の指示やアドバイスに沿って対応するだけ。
自社のリソースをある程度活用しながら運用していきたい企業におすすめ。

対応サービス一例
24時間365日の監視
危険度が高い場合の自動隔離
アラート内容の精査
⼀次調査+⼆次調査
(レポート含む)
ホワイトリスト/ブラックリスト登録
(受動的)
感染影響の排除
(マルウェア・不正ファイルの削除など)

(推奨対応を提示)
導⼊できるEDRは
サイバーリーズン
クラウドストライク
   

【選定理由】Google検索「EDR 導入」でヒットしたベンダー40社の内、「センチネルワン」「サイバーリーズン」「クラウドストライク」のいずれかのEDRライセンスを提供している企業を調査。それぞれ以下の理由で選定しました(2023年2月15日調査時点)。
株式会社アクト:国内で唯一センチネルワンの公認IRパートナー(2023年2月時点)かつSOC運用を全般的に任せられる企業(※1)。
クロスポイントソリューション株式会社:セキュリティ運用・監視サービスを提供できるパートナーとしてのメーカー認定を持っており、なおかつ「24時間365日の監視」「アラート内容の精査」「⼀次調査+⼆次調査」の能動的な対応が唯一可能な企業。

※1参照元:センチネルワン公式HP(https://jp.sentinelone.com/press/act-co-ltd-signs-an-incident-response-partner-agreement-with-sentinelone-the-first-company-based-in-japan/)